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蒼い韋駄天

· ベイスターズ

ご存知の方もいるかと思いますが、わたしは横浜DeNAベイスターズのファンです。

仕事以外に特に趣味もない私にできた初めての趣味が、野球でした。

小さい頃、その当時はまだプロ野球の地上波放送が当たり前にあって、

家で晩御飯を食べるときは、必ずプロ野球のナイター中継を見ながら食べてました。

ちなみに、小さい頃は、森祗晶監督率いる西武ライオンズのファンでした。

秋山幸二、清原和博、デストラーデのクリーンナップを要する西武ライオンズは

爆発的な打線で当時黄金時代を築いていました。

子どもの頃は、秋山のバク宙ホームインに大興奮して、テレビにかじりついて見ていたものです。

それから月日が経ち、大学進学のため上京して一人暮らしをする際に

"生活の邪魔"という理由で

テレビのない生活を20年近くしていて、

ちょっと広めの今の家に引っ越すまでは一切テレビは見ておらず、

その間、野球からは遠ざかってました。

ある日、スポーツニュースを見ていた時、

恰幅の良い左打ちのバッターが、打った瞬間それと分かる特大のホームランを打ちました。

カメラが切り替わり、一塁側内野席のお客さんが一斉に立ち上がって両手をあげる映像を見た時に

沸き立つような興奮を覚えました。

別の日のスポーツニュースでもその左バッターは出ていて

彼が、筒香嘉智という横浜DeNAベイスターズの選手だと知りました。

それから、結構な勇気をだしてチケットを購入し、家から近場の神宮球場に足を運びました。

球場の外の暗い通路からスタジアムに入った瞬間、

突然ひらけた、まばゆい空間に、圧倒されるような、胸の高鳴りを感じました。

それからというもの、

仕事で先の予定が見えにくいものの

休みがあれば野球場に観に行くようになりました。

選手の名前も覚えて、横浜DeNAベイスターズの歴史についても勉強しました。

私があの日、スポーツニュースでみたホームランの印象が

ベイスターズのチームそのものを現しているのだということも分かって来ました。

すっかり、野球とベイスターズにのめりこんでしまったのですが、

野球と政治と宗教の話はビジネスにはNGだと言われているので

なんとなくベイスターズファンというのは口に出さずにいたのですが、

私がよくお仕事をいただいている監督が

撮影の時も、本編集試写の際も、

惜しげも無く(?)真っ赤な帽子を被っているのを見て

あ、なんか大丈夫なんだな

と、背中を押してくれ、それからは

野球ファンの分母としてはかなり少ないベイスターズファンの人を見つけると、

普段の自分からは考えられないような大胆さで連絡先を聞いて、

試合終了の度に、チームを労うLINEを送りあって(送りつけて)ます。

私の夢は、そのベイスターズファンの人たちと

いつの日か、横浜が優勝した時に

横浜の街に優勝パレードを見に行くことです。

とりとめのない文章となりましたが、

表題の「蒼い韋駄天」 に関しては、

まだ立ち直ってないので、またいつか。

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